こんにちは、マサです。
- ゴルフ場のレストランってどんな仕事?
- ゴルフ場と他のレストランってどう違うの?
- ゴルフ経験ないけど働ける?
- ゴルフ場のレストランで働ける年齢は?
この記事では、こんな悩みを解決していきたいと思います。
僕は、元々ホテルのレストランからゴルフ場のレストランへ転職しました。
ゴルフも未経験だったので、ゴルフ場とホテルのレストランではどう違うのか?ゴルフの知識がゼロでもできるのか?など、同じような不安や悩みがありました。
なので、同じように悩んでいる方の悩みを解消するために、リアルなレストランの情報をお届けします。
✔記事の内容
- レストランを利用する人はどんな人?
- レストランの仕事内容
- 他のレストランとの違いは?
- ゴルフの知識は必要か?
- 働く年齢にリミットはあるの?
✔当記事の信ぴょう性
僕は現役のゴルフ場で働くワーカーです。
さらにゴルフ場だけでなくホテルでもレストランを経験しています。
だからこそ、確かで信ぴょう性のある内容として、自信を持って書いています。
✔記事を読んで実現できること
- ゴルフ場で働く不安がなくなる
- 違いを知り、自分が働きたいレストランを知る
- 自分の年齢を考えゴルフ場のレストランで働けるか想像できる
それでは、それぞれ詳しく解説していきましょう。
「ゴルフ場のレストランでアルバイト」をしてみたい方はこちらの記事がとても役立ちます。
バイトをスタートするオススメの方法を知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
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ゴルフ場のレストランを利用するお客様ってどんな人?
お客様みんながレストランを利用するワケではありません。
レストランを利用するお客様は次のような方々です。
●レストラン利用が含まれたプランで予約
※(例えば、「朝食付き」や「昼食付き」などのプランが代表的です)
●プラン外の方で朝食、昼食、カフェのどれかを利用する
●コンペの表彰などで利用
●お客様のお抱え運転手(ドライバー)の待機利用
※(待機場所のことではなく、待機している待ち時間にレストランを利用します)
●ゴルフプレー以外のお客様
※(例えば、近隣の方やプレーをしない付き添いの方)
だいたいはこれらのお客様がレストランを利用します。
ただ、ゴルフ場によっては当日ゴルフをプレーしない方のレストラン利用や館内入館自体をお断りしてるところもあります。
ゴルフ場のレストラン|仕事内容は?
レストランの基本的な仕事内容は大きく分けて7つあります。
- レストランの開店準備
- 朝食時間帯の接客
- 昼食時間帯の接客
- カフェ時間帯の接客
- コンペ会食の接客
- 発注
- 閉店作業
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
レストランの開店準備
レストランを開店させる準備をします。
開店準備のオペレーションはゴルフ場によってさまざまです。
共通していることは、「お客様を入れて大丈夫か?準備は整っているか?」
これだけです。
例えば、「ホットコーヒーは温かい状態ですぐ出せるのか」や「ビールのジョッキは冷蔵庫に冷えているか」、「テーブルや椅子はキレイか」、そして「精算機やパソコンなど正常に動いているか」などをチェックして準備していきます。
開店してすぐにお客様をご案内できる状態にしなければ営業できませんからね。
開店準備はとても大事な仕事なんです。
朝食時間帯の接客
レストランの営業はまず朝食からスタートします。
朝食営業といっても、カフェだけの利用も多いです。
「朝はコーヒーをゆっくり飲んでからゴルフを楽しむ」なんてコルファーもたくさんいらっしゃいますよ。
当然のことですが、朝は一日の始まりですから、しっかりと営業準備をして、お客様を不快にさせないようにすることが大事です。
最初からご機嫌ななめな方もいらっしゃいますから・・・。
ちなみに昨今、コロナの影響による人件費削減の対応で、朝食営業を止めるゴルフ場も増えてきています。
会社の判断なのでしかたないですが、接客する立場としてはなんとも心苦しいです。
昼食時間帯の接客
レストランを利用するお客様のほとんどは昼食時間に利用されます。
昼食付プランの利用がほとんどなので、必然的に昼食時間がにぎわいますね。
ちなみに、ゴルフ場の昼食は早いです。
具体的には、コースの全18ホール中、半分の9ホール(ハーフといいます)で昼食休憩となりますが、
だいたい2時間~2時間30分ほどでハーフをラウンドしてクラブハウスに戻ってきて昼食。
となれば、7時台の昼食付プランであれば9時代で昼食休憩となります。
早い方の昼食は一般的な時間ではブランチに近いかもしれませんね。
で、そうこうしてると、レストラン営業のピークタイムがやってきます。
昼食時間帯の接客は本当に忙しいです。
なぜなら、昼食を利用するお客様は次のラウンドに向けて時間が決まっているので、席回転が早い上にどんどんレストランに来店してきます。
そしてレストランスタッフに求められるのは、多忙の中でもより快適に過ごしてもらえるようにオペレーションすること。
例えば、お客様のグラスのお水がなくならないように見まわる、お客様が食べ終わった食器類をこ下げまわるなど、こまめな気遣いをすることでストレスなくレストランを楽しんでもらう、など。
決して忙しいからといって難しいことをするワケではなく、こんな当たり前のことの積み重ねなんです。
カフェ時間帯の接客
カフェの時間帯とは、昼食終わり以降のこと。
このカフェ時間に出せるものは、コーヒーや紅茶、ジュースなどの喫茶とスイーツ、アルコールがメインです。
僕の職場では、夏の時期になるとよくかき氷が出てますね。
プレー後のお客様が多いので、「帰る前にちょっと時間を潰す場所として利用しよう!」なんて感じです。
朝食や昼食の時のようなあわただしさはありません。
みなさん、ゆっくり利用する方が多いですから。
ただ、スタッフが少ない時間帯にもなるので、昼食時よりも忙しくなることだってありますよ。
コンペ会食の接客
コンペとはいわゆる「団体利用」のことです。
コンペ利用される方は、友人同士、会社の集い、接待などさまざま。
そして、何名以上の利用でコンペと呼ぶかは決まっていません。
ただ、プランを出す立場として言うと、コンペと呼べる人数はだいたいがゴルフ場ごとに決めています。
例えば、オンシーズンですと3組9名以上~、オフシーズンですと2組6名~という感じで時期や月ごとにコンペ基準を変えています。
そして、コンペのお客様がレストランやコンペルームを利用する場合、食事をする会食やドリンクのみの利用が主な使われ方です。
そこでは、スコアの表彰式や今後の豊富などを発表したり、ただただその日のプレーを振り返り、話に花を咲かせています。
発注
発注するものは、食材やドリンク、備品が主なものでしょう。
日々お客様に出す食材やドリンクは、毎日こまめに在庫を見て発注しなければなりません。
期限のあるものが多いですし、何より多く発注してもストックしておく場所がないことだってありますからね。
レストランの仕事と聞くと、お客様に接客している姿を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、こうしたお客様に提供する準備や手配をしておくことも大事な仕事なんです。
閉店作業
閉店作業はその通り、閉店に向けた作業です。
ざっくり言うと、閉店作業は電源を切れるものは切り、明日の営業に向けた仕込みと清掃をすること。
慣れるまでは何をすればいいのか不安かもしれませんが、覚えてしまえばめちゃくちゃラクです。
ちなみに、ゴルフ場のレストランでは何時まで営業するとは決まっていないところもあります。
「来場されたお客様全員がホールアウト(ラウンドが終了すること)するまで」がレストラン営業というゴルフ場も存在します。
コロナの影響から最近、レストランの営業時間をしっかり決めたというゴルフ場が増えてきているのも現状です。
ただ、営業時間が何時まで、と決まっていてもお客様優先であることを忘れず時間を超えてもある程度くつろいでもらうような姿勢が大事です。
ゴルフ場と他のレストラン|どう違うの?
レストランの比較対象として、ゴルフ場とホテルを比べると違いが分かりやすいです。
その違いは、ひとことで言えば「利用する目的の違い」です。
ゴルフ場とホテルを項目別に比較してみましょう。
比較対象 | ゴルフ場レストラン | ホテルレストラン |
---|---|---|
【接客】 | ●接客よりもスムーズな対応を重視 ポイント: 時間制限のあるお客様が多いため、スピーディーさが求めらる。 | ●細やかで感動する接客スキルを重視 ポイント: 例えば、プロポーズなんて場面がまさにその最たるもの。 英語などの語学スキルも必要。 |
【空間】 | ●快適に過ごせる空間が求められる ポイント: くつろげるレイアウトであること、キレイに清掃されていること、喫煙スペースは別にあるなど。 | ●非日常的な空間が求められる ポイント: 快適さに加え、従業員の制服やリネン類などの清潔さ、空間の音、照明、席の演出など。 |
【対応力】 | ●質より速さが要求される ポイント: ゴルフ場ではひとりひとりの要望に応えていく時間はない。 それをサラッといなせる会話力が必要。 | ●感動を与える対応力 ポイント: ホテルでは税金とは別にサービス料(付加価値に対する代金)がある。 「自分のためにここまでしてくれるのか」と心に届く感動が必要 |
上記の表を見て勘違いをしてほしくないのですが、ゴルフ場のレストランは適当にしててもいいとか、ダメだと言っているワケではありません。
確かに、ホテルのレストランと比べれば求められているレベルや接客スキルに差はあります。
ですが、ゴルフ場の価格帯もホテル並みに高く設定されています。
理由は経費上の問題から必然的に高くせざるを得ないのですが、ここでの詳しい説明は控えておきます。
お客様からすれば価格が高い=おいしい、いい接客を期待する、となるのは当然ですよね。
なので、お客様から求められるレベルはホテル並みとは言いませんが、決して低くないです。
人によってはスキルアップも必要かもしれません。
そんな方は別記事にあるレストランで役立つ資格やソムリエ資格の勉強法を書いた記事が役に立つと思います。
読むだけでも十分に効果はあるはずなのでぜひ読んでみてください。
「レストラン資格の記事はこちら」⇒【必見】ゴルフ場のレストランで取得するべき資格は間違いなくこの1つ!
「ソムリエ勉強法の記事はこちら」⇒【たった3ヶ月でも合格】ソムリエ試験の難易度とカンタン勉強法を解説
ゴルフ経験・知識ゼロ|レストランの仕事はできる?
レストランでは、ゴルフの経験も知識もいりません。
お客様もレストランのスタッフにゴルフの知識などを求めてくることもほぼないです。
ただ、自分が働くゴルフ場のコースについては多少なり頭に入れておいたほうがいいとは思います。
例えば、「あの9番ホールのグリーン前のバンカー、砂が少なくて大変だったよ」なんて会話をされることもあります。
コースを知っていればうまく現状を伝えたりできますが、知らなければ答えようがないですもんね。
お客様との会話は快適な空間づくりをする上で大事な要素です。
ゴルフの知識は必要ないので、その分コースの知識だったり、お客様が楽しめるような会話力を身につけられるともっと仕事が楽しくなりますよ。
ゴルフ場のレストラン|年齢は関係ある?
結論ですが、レストランで働く上で年齢はまったく関係ありません。
実際に僕の職場では、65歳の女性がレストランでバリバリ働いています。
体力的な部分は少し必要ですが、働くポジションによってカバーできるので心配も不要。
例えば、デシャップ(料理やドリンクを裏から出す人)であれば動きは少ないですし、洗い場ではほとんど洗い物と収納の往復です。
ポジションを固定するのは難しい場合もありますが、体力的な部分は配慮してもらえるでしょう。
年齢が原因で働けないかも・・・なんて不安は必要ありません。
あなたがせっかくレストランに興味を持ったのなら、ぜひ応募してくださいね。
まとめ
今回の記事は以上です。
ゴルフ場のレストランでこれから働いてみようと思う方にとっては、かなり参考になったのではないでしょうか。
レストランでは昼食時になると忙しさがピークを迎えます。
働きだして間もない頃は、何がなんだか分からず戸惑うことも多いはず。
でもそれは、すぐに解消されます。
仕事は結構単調なことが多いので、気がつけば慣れているものです。
安心してください。
レストランによっては、本当にホテル並みのクオリティを目指いしているゴルフ場だってあります。
あなたの頑張りしだいでは、これから飲食の世界で活躍していくのかもしれませんね。
ゴルフ場のレストランでスキルを磨き、「手に職」をつけてみるのもいいと思います。
僕の経験上、手に職なら「ソムリエ資格」をオススメしています。
前の項でもふれましたが、気になる方はこちらの記事が役立つと思います。
↓ ↓ ↓
それでは、次の記事でお会いしましょう。