こんにちは、マサです。
ゴルフ場なんて初めて。
ゴルフ経験はないし、ルールも知らない。
「でも、フロントで働きたい!!!」
そんなあなたは、今こんな不安や悩みを抱えていませんか?
- ゴルフ場のフロントってどんな仕事なの?
- ゴルフを知らなくてもフロントはできる?
- 初心者が失敗することを事前に知っておきたい
僕も「ゴルフ経験も業界経験もゼロ」でゴルフの仕事に飛び込んだひとりです。
配属されたフロントの仕事は特に大変そうな印象だったのと、「どんな仕事」で「どれだけ大変」で「経験ゼロの自分にできるのかな」とか、不安ばっかりでした。
そんな完全初心者の僕でも、1年で大きな実績をつくれています。
✔記事の信頼性:
- ゴルフ経験ゼロでゴルフ業界に入る
- フロント勤務して1年でマネージャー(管理職)に昇格
- 今もゴルフ経験はほぼゼロ!でも仕事はしっかりできている
この記事を読むと、下記のことができるようになります。
✔当記事で実現できること:
- フロントの仕事内容が分かる
- フロントへの不安がなくなる
- 初心者が失敗しやすいことを知って、事前に対策を打てる
- ゴルフ経験ゼロでもフロントの仕事ができるようになる
まずは、ゴルフ場のフロントとは何なのか?からカンタンにお話しましょう。
目次をクリック
フロントはゴルフ場の「顔」
フロントはゴルフ場の「顔」である、と聞いたことはありますか?
顔とは、一番最初に見る部分のこと。
つまり、お客様にとっては「最初に関わる主なところ」ということになります。
その時の印象や対応によってゴルフ場の価値が決まる、と言っても過言ではありません。
それほどフロントは、ゴルフ場にとって大事な仕事なんです。
「ゴルフ場」フロントの仕事とは?
フロントの仕事は幅広いですが、大まかにまとめると以上の仕事に分けられます。
●クラブハウスのオープン準備
●チェックインの業務
●会計業務
●ゴルフョップ(プロショップとも言う)の管理
●予約の管理
●電話応対
●クローズ業務
それぞれの仕事を具体的に解説していきましょう。
クラブハウスのオープン準備
フロントの仕事はクラブハウス内で行います。
※クラブハウスとは、ゴルファーがプレー以外に利用する建物のこと
最初の仕事は、クラブハウスをオープンすることからです。
準備と言っても、災害時でない限り大したことはしません。
✔クラブハウスの準備業務
●ライトアップ、空調ON
まずはクラブハウス館内の照明や空調をつけましょう。
●当日の天候チェック
雨や雪など、営業に影響はないかをチェック。実際に営業できるか判断するのは管理職が行うので心配いりません。
●チェックイン機器の立ち上げ
チェックインの機械やパソコン、レジ、プリンターなどの電源を入れ、機器に以上がないかも確認します。
●当日の来場者チェック
来場者の情報をチェックして、事前に用意しておくものや注意すべきところを把握します。必要であれば他部署にも周知しましょう。
●現金を準備
現金とは、釣り銭金のことです。これを用意しないとお客様は精算できません。
●最終チェック
オープン前には必ず「お客様をお出迎えして大丈夫か」を最終確認するようにしましょう。
チェックインの業務
オープンするとお客様がまず最初に行うのは、チェックインです。
チェックインでは、次のような流れで行うところが多いです。
✔チェックイン業務の流れ
●お客様の情報確認(または登録)
●プレー時間の確認
●予約代表者には、同伴者の変更がないかを確認
●コンペ幹事にはコンペ内容やスコア集計方法などの確認
●上記の確認事項が済んだらスコアホルダー(以下ホルダー)をお渡しする
写真は、実際に僕の会社で使用しているホルダーです。
※表面には社名があるため、裏面を撮影
ホルダータイプ以外に、ロッカーキータイプを使用するところもあります。
ホルダーを受け取ったお客様は、ロッカーで着替えた後にコースへ出て行かれます。
会計業務
ラウンド後、お客様はクラブハウスでお会計されます。
ゴルフ場によってはプレー前に精算するところもありますよ。
会計は現金やクレジットカードだけでなく、PayPayなどのアプリ決済だってできるところも増えてきました。
ちなみに、「どうやって、どのお客様の精算なのかが分かるの?」
という質問があるので説明します。
お客様の特定には、チェックインの時にお渡ししたホルダーを使います。
ホルダーから読み取った情報から精算するので、お客様を間違えることはまずありません。
とは言え、どれだけお客様が満足していても、最後の清算でミスをすると全部が水の泡。
「お金のやり取り」は怖いものです・・・
会計は、自動精算機で対応できるゴルフ場も多いですが、もし精算を自分で対応する場合は充分に注意しましょう。
ゴルフショップの管理
ゴルフショップ(プロショップとも言う)とは、ゴルフ用品を取り扱うショップのこと。
ゴルフ場にはゴルフショップを併設してフロントが管理しているところも多いです。
実際に私が働いているゴルフ場もそうです。
具体的には、ゴルフ場利用者が手ぶらで来てもプレーできるほどゴルフ用品をそろえているため、ゴルファーにとってはゴルフショップがあることで安心してプレーができます。さらに、売上のプラスアルファを取れる要素もになっています。
フロント周辺にゴルフショップのスペースを取っていることが多いので、在庫・発注管理やショップ売上、セール展開のすべてをフロントが担当しています。
昔はゴルフショップだけの部署はあったようですが、今は聞いたことがありませんね。
予約の管理
予約の管理と言っても、具体的にどんなことをするのか気になりますよね。
実際に僕がしてるフロントでの予約の管理はこんな感じです。
●翌日の予約管理
翌日の来場予約に目を通し、料金や手配もれのチェック、コンペの段取りなどの事前確認を行います。
●コンペの予約管理
先々のコンペ予約を確認し、必要とあれば連絡してやり取りをします。こだわりのあるお客様もいらっしゃるので、ある程度ゴルフの知識が必要となります。
●予約依頼のアイテム管理
コンペに関連した場合がほとんどですが、賞品の手配や備品の準備依頼、その他発注がされているかも管理していきます。
慣れないうちは辛いと感じることもあるかなと思います。
でも、早い人で1ヶ月ほどすれば予約管理の仕事にもコツをつかんでくるでしょう。
電話応対
言葉の通り、電話の応対業務です。
ゴルフ場にはたくさんの電話が鳴ります。
例えば、こんな問い合わせがよくかかってくるんです。
✔よくある問い合わせ
- 天気(雨、風、雷、雪、台風など)
- クラブハウス内の施設情報
- 予約
- コースについて
- 営業時間
- ゴルフ場までのルート
特に天気については、天気予報をよく確認しておくこと。
最低限、よくある問い合わせ内容は頭に入れておき、スムーズは電話応対を心がけてくださいね。
クローズ業務
終業に向けた仕事です。
だいたいは、朝のオープン業務と反対のことをするだけです。
ONにした機器をOFFにする、とかですね。
他には、売上金の管理や日報入力など、1日の営業に関わる情報をデータに残します。
クローズ業務が終わり、実際にお客様全員がクラブハウスを出られたら、仕事はおわりです!
ゴルフのルールを知らなくてもフロントの仕事はできるの?
結論から言うと、ゴルフ知識がゼロでもフロントの仕事はできます。
なぜなら、実際に僕が証明してますからね。
安心してください。
ですが、ゴルフの知識は勉強していかないといけません。
つまり、ゴルフ経験がなくてもゴルフのルールやプレーに関する用語、スコア集計の方法などゴルフの知識をつけていかないとフロントでは一人前になれないんです。
じゃあ結局、ゴルフ経験があった方がいいってことじゃないの?
ゴルフ経験は「ある」か「ない」かで言うなら、
「ある」方がいいのは間違いないですね。
でも、ゴルフの経験があるからフロントの仕事ができるワケじゃないんです。
例えば、前の項でもお話したようにフロントには電話応対やチェックイン時などでの「接客スキル」がなかり求められます。
いくらゴルフ経験が豊富にあっても、接客態度が悪ければフロントでは何も仕事はできないでしょう。
それなら、ゴルフ経験がなくても「接客が好き」という気持ちがあれば勉強しだいですぐ成長できますからね。
もし、ゴルフの知識を手っ取り早く身につけたいと思うなら、「ゴルフを始めましょう!」
別にプロを目指すワケじゃないので、楽しくゴルフをしながら勉強してみてください。
その方が、本だけで勉強するより、だんぜん覚えるのは早いですよ。
なので結論、ゴルフ経験がなくても安心してフロントの仕事はできます。
僕と一緒に、ちょっとずつでもゴルフの知識をつけていきましょう。
フロントの「楽しさ」や「辛さ」も知りたい方は、【現役ゴルフワーカーが解説】フロントの仕事とは?辛さと楽しさ5選
の記事も読んでみてくださいね。
初心者の僕がフロントで失敗したこと5選【対応した方法も解説】
実際に初心者の僕が、「フロントでこんな失敗をした」という体験談を5つご紹介します。
初心者の方がフロントで同じような失敗をしないために、書いていこうと思います。
具体的に対応した方法も紹介してますので、参考になれば幸いです。
✔初心者の僕がフロントで失敗したこと
❶チェックインの失敗
チェックインの時、ホルダーを別の方のものと間違えて渡してしまった。
対応した方法:
ラウンド中のところまでカートで追いかけ、取り替えてもう。
あるいは、すぐに気づいたのならロッカーや出発前のカートまで行けば対処できる。
❷電話応対の失敗
電話応対時、クラブの忘れ物について応対したが、本気で探す気がないと思われてクレームに。
対応した方法:
原因は事務的な対応。
お客様にとってゴルフ用品は、大切な宝物。
拾得リストにないから、ない!ではなく他も探してみる。それでもなければ発見されたら連絡するとお話するだけで、このようなクレームはなくなる。
❸ゴルフショップの失敗
ゴルフ用品購入時、お客様のホルダーへ商品を入力しようとバーコードを読み取る。
その後、チェックインが混雑。
気づけば、さきほどの商品をホルダーに入力完了までできていなかったことに気づく。
(お客様がどの商品を購入されたのか、という記憶はもう僕にはありませんでした)
対応した方法:
お客様には素直に謝罪し、どの商品を購入されたか伺う
❹予約受注の失敗
予約受注したお客様の依頼賞品を手配し忘れた。
対応した方法:
ご要望のアイテム当日手配・納品できる業者を探す。それでもなければ後日ご自宅に発送で提案。
❺会計の失敗
会計時、クレジット額の入力間違いがあり、後になって判明。
対応した方法:
お客様には深くお詫びし、クレジット会社に連絡して減額訂正で処理。
ただ、お金がからむケースでは、最悪ご自宅に謝罪訪問するケースもあるので要注意!
今となって思いますが、よくよく考えてから丁寧に対応すれば防げたミスばかりですよね。
初心者の頃は心に余裕はないから・・・という気持ちも分かります。
僕が一番伝えたいのは、「失敗を恐れず、失敗をしよう!」ということ。
そうすれば、その経験値はきっとあなたの財産となりますから。
まとめ
今回の記事は以上です。
フロントの仕事を紹介してきましたが、ある程度の感覚はつかんでもらえたんじゃないでしょうか。
この記事でも説明しましたが、ゴルフ初心者でも仕事はできます!
大事なことは、ゴルフの知識は必要になるので少しずつでも勉強していってください。
他の記事でも、初心者の僕が得た知識を超わかりやすく書いてますから、ブログを見てもらうだけでもかなりの勉強になると思いますよ。
まずは仕事をしてみることから頑張りましょう!!!