こんにちは、マサです。
今回の記事では、このような悩みを解決します。
- 同じフロントの仕事でも、ゴルフ場とホテルって何か違うの?
- フロントを利用する立場でも違いはあるの?
- フロントで働くならゴルフ場とホテル、どっちがオススメ?
仕事がフロントなら、どっちの業界で働いてもやることは同じじゃないの?
僕もゴルフ業界に入る前はそう思ってました。
どちらの業界も経験した僕だから言いますが、この考えは危険です!
記事の内容を信頼してもらえる要素は次の通り。
✔記事の信ぴょう性
- ゴルフ業とホテル業のどちらも経験
- 今でもゴルフ場のフロントで働いている
記事を最後まで読んでみると、次のようなことができるようになります。
- ゴルフ場とホテルでは、フロントの仕事がどう違うのか分かる
- ゴルフ業界?ホテル業界?自分が働くべき業界が分かる
- 仕事選びに失敗がなくなる
ちなみに、この記事でのホテルとは、いわゆる高級ホテルのことをさしていますのでご注意を。
それでは、本題へとすすめていきましょう。
目次をクリック
【ゴルフ場とホテル】フロントの仕事で決定的な違い3選
同じフロントの仕事でも、ゴルフ場とホテルでは決定的な違いが3つだけあります。
当たり前なので、「そもそも業界が違う」なんてことは言いません。
では、決定的な違いとは次の3つです。
- お客様に注意をする
- フロントの組織力が違う
- 稼働時間が違う
それぞれ分かりやすく説明しましょう。
お客様に注意を行う
ホテルでは、お客様に対して注意するなんてことはよっぽどのことがない限りすることはないでしょう。
しかし、ゴルフ場ではお客様に注意するのは、もはや業務のひとつといっても過言ではないです。
共通して言えるのは、ゴルフのプレー進行をスムーズにするための注意。
僕も、ゴルフ場で働きだしたばかりの時は、お客様に向かって注意するなんて考えもしませんでしたし、かなりビビりました。
今回、よくある注意シーンを3つあげてみました。
【注意のパターン①】ギリギリの到着や遅刻
もし、予約時間ギリギリになったり、遅刻した場合にどんな影響があるのか?
それは、後のお客様に迷惑がかかってしまいます。
つまり、プレーの進行が遅れるんです。
ちょっと進行が遅れるくらい、いいんじゃないの?
この考えは絶対にダメです!!!
プレー進行は、分単位で時間が決まっています。
プレー人数や初心者のゴルファーなどのペースによっては、さらに流れが悪くなることも。
ちょっとの遅れが、後々1時間以上の遅れとなり、1日の予定が狂ってしまうお客様だっています。
なので、ギリギリの到着や遅刻したお客様には注意してマナー違反であることを認識してもらいます。
最悪、プレーをお断りするケースもでてくるでしょう。
ゴルフは「時間とマナーを守る」スポーツであることを覚えておいてください。
【注意するパターン②】ラウンドペースが遅い
プレーのペースが遅い原因となっているお客様にも注意します。
進行を時間通りに進めるためには必要なことなんです。
ただ、この注意はマスター室で行うことが多いんですが、どうしてもマスター室で対応できない場合、フロントスタッフで行うこともあるかもしれません。
実際に、僕の職場ではそうですね
具体的には、ゴルフカートに通話機能がある場合は直接コンタクトする、それかお客様のところまで行き、注意をうながします。
キャディーがついている場合には、キャディーがしっかりとペース配分してくれるので大丈夫です。
ですが、最近ではほとんどがセルフプレー(キャディーなしでのラウンド)なので、注意する場合が多いですね。
注意をする時には、お客様の機嫌をそこねないよう、慎重に言葉を選びましょう。
【注意喚起のパターン③】プレー時間になってもゴルフカートにいない
しばしば、時間になってもゴルフカートにいないお客様がいます。
その場合も、進行が遅れる原因となります。
出発時間を覚えていない、昼食休憩の時に酔っぱらっている、練習場にいて時間を見ていない。
だいたいはどれかのパターンが多いですね。
遅刻やラウンドペースが遅いよりも、このゴルフカートにいないパターンが一番キツい。
お客様のスタート時間を勝手に変更できないし、お客様を探す手間もかかりますからね。
最低限のマナーとして、自分中心にならず、他のプレーヤーにも配慮してもらうよう、それとなく注意をしてもらいましょう。
フロントの組織力が違う
組織力と言うと難しく聞こえますが、カンタンに言うとポジションの豊富さが違います。
ゴルフ場では、フロントマネージャーと一般社員といったシンプルな構造です。
一方ホテルでは、宿泊部と呼ぼれる部署にあり、宿泊部の支配人、フロント、コンシェルジュ、ドアマン、バトラー、宿泊予約といった役割がゴルフ場よりも明確です。
その方が、お客様のご要望にすばやく応えられるからです。
ポジションが豊富にあると、覚えることもかなり多くなりますが、同時にやりがいを感じる方もたくさんいるのではないかと思います。
ただ、決して「ゴルフ場のフロントの方がラクだ」ということではないです。
どちらを選んでも、同じようにフロントの仕事には「楽しさ」も「辛さ」もありますから。
【現役ゴルフワーカーが解説】フロントの仕事とは?辛さと楽しさ5選の記事に詳しく書いています。
組織力が大きいホテルでは、お客様の細かな希望にまで添えるよう力を注ぎます。
将来、接客業を続けていこうと思うのならホテルでホスピタリティを学ぶのもアリですね。
稼働時間が違う
ゴルフ場の営業時間は基本、日の出から日没までです。
ナイター営業をしているゴルフ場もありますが、いくら遅くても日が変わるまでには終わります。
ですが、ホテルは24時間稼働しています。
宿泊施設とは言え、レストランやカフェ、バー、フィットネスなどお客様は常にいるワケですからね。
なので、フロントが稼働している時間を比べると、圧倒的にホテルの方が長いです。
じゃあ、ホテルは長時間労働なの?
そんなことはないです。
ホテルは交代制勤務ですから、基本的な労働時間は同じです。
ただ、シフトがゴルフ場よりも変則的なため、不規則な生活になってしまうことはあります。
変則的なシフトの方が自分の用事に合わせやすいから、という理由で固定時間シフトを嫌う人もいますから、このシフトについてはメリットにもなりデメリットでもあるといったとろこでしょうか。
稼働時間の違いをどう捉えるかは人それぞれです。
あなたはどうでしょうか?
【ゴルフ場とホテル】お客様から見たフロントの違いは?
今度は、お客様の目線に立ってみましょう。
フロントという場所において、ゴルフ場とホテルでは唯一違うところがあります。
それは「ドレスコード」
ホテルでは、チェックインの時の服装は基本自由はなずです。
しかし、ゴルフ場ではドレスコードを設けているところがたくさん存在します。
服装もマナーのひとつとして考えているからです。
今では、もっと幅広くゴルフを広める理由からドレスコードをもうけないゴルフ場も増えてきました。
ですが、伝統的なゴルフ場ではいまだにドレスコードの考え方は根強いですね。
ドレスコードの例としては、ジャケット着用や襟(えり)つきのシャツ、短パン、サンダル、ハイソックスでの来館禁止といったものが代表的です。
ジャケットを持っていなかったためにプレーできなかったという方もいます。
ゴルフ場に行くときには前もってホームページなどでドレスコードがあるのかを確認するように心がけましょう。
【ゴルフ場とホテル】働くならどっちがオススメ? FAQ解説
当記事では、ゴルフ場とホテルを比べて紹介してきました。
フロントの仕事をするなら「ゴルフ場とホテル」、
結局どっちがオススメなの?
最後にこう聞かれると思ったので、僕の経験をまじえてFAQ方式で分かりやすく解説していきます。
もし、記事を読んであなたに当てはまるFAQがなければ直接「お問い合わせ」で連絡してもらえれば回答しますよ。
まとめ
今回の記事は以上です。
フロントの仕事について、ゴルフ場とホテルを比べて解説してきました。
ハッキリとどちらの業界で働きたい!という考えがあれば苦労しないですよね。
でも、実際にはそれぞれに良し悪しがあり、いったい自分にはどっちがいいんだろうと悩む方も多いと思います。
この記事があなたの悩みを解決する手助けになればうれしいです。
ではまた、次の記事でお会いしましょう!