【ゴルフ場】厨房の主な仕事内容は？ | 厨房の仕事を選ぶメリット5選

こんにちは、マサです。

ゴルフ場の厨房で働くのに、こんな不安や悩みをかかえていませんか？

僕は長年レストランで働いてきたので、厨房のスタッフとは苦楽をともにしてきました。
厨房は特に職人気質のある世界なので、働く不安が強いのは本当に分かります。

この記事では、厨房がどんな仕事をしているのか、ゴルフ場ならではのメリットなどを解説することで、不安を解消していきたいと思います。


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それでは、内容を詳しく解説していきましょう。

厨房の仕事内容とは？

厨房の主な仕事は7つあります。

ゴルフ場によっては朝食営業やティータイムがなかったり、営業していても調理するものがないところもありますが、今回は一般的にどんな仕事をするのかを解説していきます。

朝食の調理

ゴルフ場のレストラン営業は朝食からはじまります。
※コロナの影響で朝食営業をストップしているゴルフ場が増えています

出勤したらまず、朝食の対応ができるよう準備し、オーダーをさばいていきます。

ゴルフ場の場合、朝食から入るスタッフは1～2名ほどでしょう。

予約制でもないので、突然忙しくなる時もあります。

朝早くに起きて機嫌が悪いお客様も実は多いです。

なので、朝食の調理はつくる順番や料理の温度などに注意してください。

基本をキッチリこなせば大丈夫です。

【当日、翌日の】調理の仕込み

厨房はスムーズにまわるかどうかは、「仕込み」がすべてといっても過言ではないです。

当日の営業分はもちろん、翌日に向けて仕込みをしていきます。

ゴルフ場によりますが、自分たちですべてを調理するところもあれば、まるでファミレスのようにどこかの工場でつくったものを現場で仕上げるだけ、というゴルフ場もあります。

せっかく厨房の仕事をするなら自分ですべて調理したい！という方は、働くゴルフ場選びに注意してください。

入社してから、「イメージと違った」となっても遅いですよ。

昼食時の調理

ゴルフ場での昼食は忙しいです。

まさにピークタイム。

昼食付きプランの方はもちろん、プラン外の方もお腹がへったとレストランへ来店してきます。

特に土日ではどんどんお客様はいらっしゃるので、あっという間に満席になり、もしかすると席が足らずにお待ちいただく場合もあります。

ですが、お客様のほとんどはゴルフのラウンド休憩で昼食を食べにきますから、時間が決められているんです。

なので、厨房では料理をどんどんさばき、1分でも早く出すことが求められます。

しかも、ひと組ごとの料理が同時で仕上がるように。

多少のズレはかまいませんが、1人だけ料理が出てこないなんてことは基本ＮＧです。

忙しい中でつくる順序、仕上げる順番、提供温度、調理時間・・・いろいろなことを考えながら厨房は戦場と化します。

ちょっと不安になったかもしれませんが、慣れればできます。

それに、他のレストランへ行っても忙しい時は同じですからね。

ティータイムの調理

昼食のピークが過ぎ、次はティータイムです。

ゴルフを終え、ひと息つきにレストランへいらっしゃいます。

カフェといってもコーヒーや紅茶、ジュースだけでなくかき氷やアイスクリーム、フルーツやケーキなどのスイーツまでメニューにあるゴルフ場も多いはず。

忙しいワケではないけど、昼食の疲れで体が重いと感じることが多いかもしれません。

でもあとひとふんばり！

ティータイムの営業をしながら、翌日の仕込みをしたりする時間でもあります。

これが終われば仕事も終わりですからね。

コンペ会食の調理

コンペとは団体利用のことです。

小さな6名ほどの団体から、大きいものでは50名以上にもなります。

コンペすべてに会食があるワケではないですが、プランによっては会食があります。

当然、ゴルフが終わってから会食を始めるので、遅いときには夕方からスタートなんてことも。

昼食を頑張って、ティータイムをこなしながら仕込みも終え、さらに会食の料理をつくるとクタクタでしょうね。

ただ、会食の料理はだいたい前日までに仕込むので、当日はちょっと調理するだけ。

カンタンにできてササッと出せる料理なんです。

会食の料理出しは意外とすぐ終わりますから安心してください。

食材発注

食材の発注は大事です。

食材がないと調理も仕込みもできませんから。

先の来場人数からどれくらいの食材が必要かを判断して発注します。

厨房では食材の発注は新人スタッフにやらせることが多いです。

慣れていないからこそ、食材や必要数を知ることって本当に成長できます。

新人スタッフはこの発注に苦労しますが、鮮度が命のものも扱うためにちょうどいい数量を予測する必要があるからです。

でも、ゴルフ場ではけっこう冷凍ものも多いので、多少多めに発注してもそんなにロスはないでしょう。

なので、ゴルフ場の厨房で働く方が安心して発注できますよ。

片付け、清掃

調理場は常にキレイにしなければなりません。

不衛生だと食中毒の原因にもなりますし、そもそも衛生検査に引っかかって営業できなくなります。

調理道具やまな板はもちろん、水回りやコンロなど、調理機器もしっかりと片付けながら清掃し、除菌もします。

当然ですが、床にも油が飛んでますから床清掃もします。

調理道具は危険なものもあるのできちんと片付け、いつもキレイな状態を保ちましょう。

ゴルフ場の厨房で働くメリット5選

✔メリット5選

厨房の仕事はたくさんありますが、ゴルフ場の厨房で働くメリットはこの5つです。

あなたにとって、本当に価値のあるメリットであればゴルフ場で働く意味は大きいでしょう。

逆に、あまりメリットを感じない方はゴルフ場で働くのはやめておいた方がいいかもしれません。

 厨房の仕事はゴルフ場でなくてもたくさんありますからね。

それでは、メリット5つを詳しく解説していきましょう。

自由な時間が多い

一般的なレストランの厨房では、料理長クラスであっても自分の時間なんてほとんどないです。

一方、ゴルフ場では一般職でもしっかりと休憩も取れるし、何だったら休憩時間に入らない小休憩（5～10分程度の休憩）もはさんだりします。

一日のルーティーンもだいたい決まってますから、自由な時間は多いんですよね。

かといって、ちゃんと上下関係もありますから、時間に追われずに働く環境としてはかなりオススメできます。

ピークタイム以外はラク

お昼のピークタイム以外は落ち着いた営業がほとんど。

正直、ラクだと言えます。

ラクとは言っても、やることはたくさんありますよ。

例えば、仕込みや企画メニューの考案、新しい料理の撮影などなど。

でも、一般的なレストランのように忙しい中でも仕込みしたり、常に時間に追われるような感じではないので、自分の仕事を丁寧にできる環境にあると思います。

落ち着いて仕事ができると聞いたら、一般的なレストランで働く厨房の人たちはうらやましがるでしょうね。

残業が少ない

ゴルフ場では、お客様の利用数は決まっています。

なので、仕事が終わる時間もだいたい予想がつきます。
それに、お客様がゴルフ場で過ごす一日は同じ流れですすんでいきますから、予想外の入客やずっと忙しいということもありません。

残業が発生するのは、コンペ会食がある時くらいでしょうか。

それでも会食のスタート時間によっては定時に終わります。

残業を気にする方はだんぜんゴルフ場がオススメです。

メニューが少ない

一般的なレストランではメニューも豊富で、その分たくさんのレシピも覚えなければいけません。

一方ゴルフ場では、メニューが少ないです。

お客様にとっても時間が限られている中で豊富なメニューから選んでいる余裕はありませんからね。

ですから、覚えるレシピが少なくてすみます。

いろんなメニューがあればそれだけ多くの料理をつくれる機会となりますから、あなたの考え方しだいでは料理人としてデメリットになるのかもしれません。

最近では、調理人の厳しい職人気質を嫌がる人も増えてきていますので、そういった方にはゴルフ場が向いているんじゃないかな、とは思います。

仕込みが少ない

メニューが多いということは、必然的に仕込みも多くなるということ。

逆に、メニューが少ないと、仕込みの量も少なくなります。

「営業が忙しくて仕込みができなかった」となれば残業してでも仕込みをしなければ、次の日の営業ができなくなってしまいます。

仕込みが少ないというのは、仕込む労力だけでなく、残業するほどのことにもならず、プライベートも充実してくることにつながります。

ゴルフ場の厨房で働くメリットを解説してきましたが、この記事を読んでみてレストランの方にメリットを感じる！という方もいると思います。

そんな方には、「レストランの仕事内容」を書いた記事の一読をオススメします。

ぜひ読んで参考にしてみてください。

➡➡➡レストランの仕事内容とは？ゴルフの知識は必要？【ゴルフワーカーが解説】

ゴルフ場の厨房で働くデメリット3選

✔︎︎︎︎デメリット3選

デメリットはゴルフ場によりけりです。

例えば、公共交通機関で行けるところや室内型のバーチャルゴルフ場で虫がいないところなど、上記のデメリットがない施設もあります。

デメリットがネックだからとあきらめる前に、いろんなゴルフ場を探してみましょう。

それでは、デメリットを詳しく説明していきます。

天候によって突然休みになる

ゴルフ場の営業は天候に左右されます。

雨や台風、霧や雪など、アウトドアスポーツなだけに影響をモロに受けてしまいます。

影響を受ければ、来客が激減したりクローズとなるケースも。

そうなるとスタッフは最小限でよくなりますので、必要なければ休みとなります。

急な休みを有給として扱う場合ならいいですが、休日振替になる場合はどこかで出勤しないといけませんから注意です。

シフト制とはいえ、梅雨や台風、真冬などの天候が荒れやすい季節はシフトが不安定だと知っておいてください。

通勤手段は車かバイク

ゴルフ場のある場所は山の中です。

自然の中で働けるかわりに、職場へ行ける手段が必要です。

車もバイクもないという方は、この項の冒頭でお話したように、ゴルフ場をバーチャルで楽しめる室内型の施設もあります。

都会の中でゴルフをプレーできるとあって人気ですし、まるでカラオケ感覚で使えます。

ですが、山の自然に触れながら仕事するのであれば通勤手段に車かバイクは必要でしょう。

公共交通機関で行けるゴルフ場を探すのもアリですが、天候によって電車やバスの便が不安定になった場合どうするのかも考えておいた方がいいでしょう。

朝も早いので、遅刻すれば「レストランを営業できない」ないなんてことにもなりかねませんからね。

ちなみに、冬の道は凍るので、バイクより車での通勤をオススメします。

虫が多い

ゴルフ場のある場所は何度も言っている通り、山の中。

立地が立地なので虫は当たり前に出ます！

気づいたらいます・・・。

一般的なレストランで出るような虫はもちもん、山に生息する虫もいますからね。

厨房ではかなり衛生面に神経をつかいますので、料理に入らないよう細心の注意を払っています。

料理だけじゃなく、厨房にも虫対策は必須です。

虫が苦手な方は慣れるまでちょっと大変かもしれませんね。

ですが、厨房は館内でもっとも対策している場所なので一番安全という考え方もできます。

どうしても虫は苦手！！！という方でもゴルフ場で働きたい場合は、厨房がオススメです。

厨房の仕事はキツイって本当？

よくこの質問をされますが、結論から言うと仕事はラクです。

正確には、「他のレストランの厨房と比べると」ラクだと感じます。

キツイ部分で言うと、お昼のピークタイムですね。

調理場はまさに「戦場」みたいになりますから。

つまり、「忙しさがいつまで続くのか」が分かっているだけでもかかるストレスは軽減されます。

一般的なレストランでは、オープンしてからクローズするまでずっと忙しいなんてところもありますからね。

そういった意味でも、他の厨房と比べてラクに感じると思います。

ちなみに、「ゴルフ場の厨房がつまらない」という声もあります。

調理人からすれば、限られたメニューをひたすらつくり続けるのにヤル気が起こらないのかもしれません。

だた、個人的にそれはチャンスだと思っています。

余裕があるのなら調理人として役立つ資格を取ってみたらどうでしょう。

調理人ならお店を移りながら自分の腕を磨いたりします。

いつか違うお店に移る時、今よりもっと重宝される人材になるための時間があるんですから。

僕が調理人に役立つ資格をオススメするなら「ソムリエ」です。

料理とワインは切っても切り離せないものなので、絶対に料理の幅や料理人としての感覚も磨かれるでしょう。

僕はソムリエ資格についての記事も書いていますので、ぜひ参考に読んでみてください。

➡➡➡【たった3ヶ月でも合格】ソムリエ試験の難易度とカンタン勉強法を解説

結論、ゴルフ場の厨房はキツくないですし、チャンスを活かせる環境でもあることを知っておいてください。

まとめ

今回の記事は以上です。

ゴルフ場の厨房がどんな仕事をし、どんなメリットやデメリットがあるのか・・・

ある程度は理解してもらえたんじゃないかなと思います。

あなたにとって、どんな環境で仕事をするのかによって今後の人生を大きく変えるはずです。

この記事でより幸せな人生を選択してもらえるなら、僕はめちゃくちゃうれしいです。

では、また次の記事でお会いしましょう。