こんにちは、マサです。
今回はゴルフ場でキャディのアルバイトをしようと考えている方のよくある不安を、リアルな本音で解消していきます。
- ゴルフ未経験でもキャディはできるの?
- アルバイトでキャディはぶっちゃけ、アリ?ナシ?
- キャディの仕事をするメリットって?
- キャディの仕事でツラいことは?
ゴルフをしたことがなくても、キャディはテレビなんかで見たことくらいあるんじゃないかな?と思います。
ゴルファーの傍でプレーのサポートをしている人が、キャディです。
キャディの仕事に興味はあるけど、実際はどんな仕事なの?大変なんじゃないの?ゴルフ知らなくてもちゃんとできるの?なんて不安になりますよね。
今回は、そんな疑問や不安を持っているあたなに役立つ記事です。
✔記事の信頼性
- 現役のゴルフワーカー
- 時にはキャディマスター室でも働いている
✔記事を読んで得られること
- キャディの仕事内容を理解
- アルバイトでキャディの仕事がアリかナシかの判断ができる
- キャディのメリットや大変なことも分かる
キャディにとって大事なことも書いていますから、最後まで読んでぜひ参考にしてください。
あたなに合うベストなアルバイト探しは、こちらの記事を読んでみてください。
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ゴルフ未経験でもキャディの仕事はできる?
まず結論からいうと、キャディの仕事はゴルフ未経験であっても、ちゃんと「できます」。
誤解なく言うと、アルバイトだからではなく、正社員であってもゴルフ未経験でキャディの仕事はできます。
なぜなら、キャディには「研修」があるからです。
キャディ研修は、一般的に1~3ヶ月くらいかけて勉強していきます。
勉強する内容は主に、進行の注意事項、ゴルフのマナー、ゴルフクラブの種類、ゴルフのルール、狙い目などコースの特徴、ペナルティエリアの位置です。
こんなに覚えるのは大変そう・・・
基本的なクラブの種類やよく聞かれるポイントだけは押さえておけば、
ひとまず大丈夫。
研修期間ですべてマスターできる人は少ないですから。
ちなみに、よく聞かれることとしては、「残りの距離(ヤード)」、「狙い目の位置」、「グリーンの転がり具合」ですから、この3つを押さえておいてください。
そして見習い期間が終われば、はれて独り立ちしてお客様とのラウンドをこなしていきます。
ゴルフ経験がなくてもしっかりキャディができるようになっていきますので、安心してください。
アルバイトでキャディはアリ?ナシ?
アルバイトでキャディをすることについての結論として、僕はアリです。
なぜなら、今後働く会社では、ゴルフをすることがあるかもしれないから。
ゴルフがきっかけで気に入られたり、仕事がうまくいくことだってあります。
ゴルフが「できる」ことで、デメリットになることなんてありません。
また、ゴルフのルールだけではなく、「マナー」も学べるのでゴルフ場のアルバイトの中でもキャディはオススメです。
次の項では、キャディのアルバイトがアリかナシかの判断基準となるものを、もっと深堀って解説していきます。
キャディのメリット【5選】
キャディの「メリット」と「ツラさ」を現場目線でリアルに解説していきます。
アルバイトがアリかナシかの判断材料として参考になると思いますので、実際に働いている想像をできるだけイメージしながら読み進めてください。
「メリット」と「ツラさ」の5選は、僕が努めるゴルフ場や関係者15人に直接聞いた解答から出たものなので、実際のリアルな声として読んでもらえればと思います。
まずは、キャディのメリット5選を紹介しましょう。
良い運動になる
キャディは、けっこう良い運動になります。
ゴルフコースを歩いたり、走ったりしますからね。
普段から運動しない方にとっては、運動不足解消に。
ちょっと体にお肉がついてきたなぁという方は、ダイエットに。
日頃スポーツしている方にとっては、軽いトレーニングにもなります。
ちなみに、ゴルフ場を1ラウンドした距離の平均は約6,200ヤードです(5.7km)。
距離を歩数にするとだいたい7,600歩。
ですが、ボールはあっちこっちに行くことも考えると、およそ10kmほど歩くとも言われています。
そうすると、単純計算ですが歩数は約13,000歩となり、消費カロリーにすると約460kcalです。
食パンにすると、3枚分ほどのカロリーが消費されます。
仕事しながら健康のためにもなるって、一石二鳥ですよね。
自然に囲まれた環境で働ける
ゴルフ場は山を切り開いた自然の中にあります。
キャディはお客様とともにラウンドして、ゴルフのサポートをするのが仕事です。
なので、キャディが自然の中で働ける実感を一番感じることができます。
ただ、慣れないうちは自然の景色を見る余裕なんてないと思います。
景色よりもボールを見ることに必死でしょうから。
ちょっとずつ山の自然に目を向けられるようになってきたら、「キャディの仕事に慣れてきた」という証拠です。
チップをもらえることがある
キャディはお客様のスコアメイク(=良いスコアがでるようにサポート)することが求められます。
なので、キャディのアドバイスによって良い結果となった時には、チップをもらえることも。
とはいえ実は、ひと昔と比べてチップを渡すという行為自体、少なくなりました。
チップの代わりにお菓子を渡す方もいらっしゃいます。
チップの風習が少なくなったことについて、ゴルフをする層が若年化していることもありますが、ゴルフ場がチップをお断りしていることも理由です。
とはいえ、お客様からチップを渡されたら「一度はお断り」した上で、それでもチップを差し出してくださるようなら、甘んじていただいちゃいましょう。
普通では出会えない方と知り合える
普段の生活や仕事ではなかなか出会えない方でも、キャディという仕事を通して知り合うことができます。
なかなか出会えない方とは、有名企業の社長さんや芸能人だったり、あなたが尊敬している人であったり。
お客様とキャディの立場をわきまえることは前提ですが、普通は知り合えないよね!?という方々と出会う機会に恵まれることはあります。
その出会いは一時のことかもしれませんし、あなたの人生が変わるほどの出会いになるかもしれません。
キャディの仕事柄、長時間ともに過ごし、会話もするワケですから、気に入られることだってありますからね。
ゴルフを覚えられる
キャディの仕事を覚えることは、ゴルフに触れることになります。
ゴルフクラブの種類やルール、攻め方などを覚えるワケですからね。
これからの人生、ゴルフができないより、できる方が絶対にいいです。
僕は今まで、ゴルフをすることのない人生を歩んできました。
でも実際にゴルフ場で働いてみて気づいたことは、ビジネスの場でも友達との付き合いでも「ゴルフを共にする付き合いは長く良好だ」ということ。
長い方ですと、関連会社も含めた旧来の仕事仲間で30年以上ゴルフをしているんです。
しかも同じメンバーで。
ゴルフを共にする中で顔を合わせ、体を動かし、語らい、笑う・・・。
なんというか、ゴルフっていいな、と思っちゃいます。
せっかくキャディの仕事をするんですから、ゴルフの知識を勉強しながらゴルフもできるようになっておけば、人生の幅も広がりますよ。
ちなみに、ゴルフの技術を効率的に(かつ短期間で)習得したいのなら、下記の記事が役に立つと思います。
↓ ↓ ↓
【初心者ワーカー必見】最短でゴルフ力を上げる!オススメのスクール5選
キャディのツラさ【5選】
人によってツラいと感じるレベルは違いますが、その中でもキャディを辞める理由にまでなるようなツラい理由に注目してみました。
とはいえ、ツラさの中には社会勉強につながることや、自分の甘さを鍛えてくれるといったプラスの要素もあります。
決して、ツラさはマイナスばかりじゃないことを知っておいてください。
夏は暑く、冬は寒い
当たり前に聞こえますが、キャディの仕事は屋内ではなく、屋外です。
夏の猛暑や山の冬の寒さは、思ったよりも体にこたえます。
暑がりの方や冷え性の方にとっては、特にツラさを感じやすいです。
だからといって、キャディの仕事を諦めるなんてしないでください。
ゴルフ場によっては、夏の暑さ対策に空調作業服を貸し出したり、冬には厚手のウェアやカイロを支給しています。
また、外の仕事なので日焼け対策はしておいた方がいいです。
下記リンクはキャディマスター室の記事ですが、「夏は暑く、冬は寒い」の項で、Amazonで1位の日焼け対策アイテムも紹介しています。
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キャディマスター室のやりがいと大変さ5選【現役ゴルフワーカー解説】
急な天候変化によるお客様対応
山の天気は変わりやすいと言いますが、ゴルフ場も同じです。
さっきまで晴れていたのに、突然の豪雨・・・なんてことはよくあります。
天候が崩れても、キャディはお客様の安全確保が最優先。
例えば、急な雨でもお客様に傘を渡したり、ゴルフクラブを濡らさないように対応します。
または、カミナリが鳴って避難する時は、お客様から避難小屋などに案内していきます。
自分自身もカミナリは怖いでしょうが、そこはガマンして、まずはお客様の安全確保を優先してください。
接客業なので、何においてもお客様が最優先であることを忘れてはいけません。
キャディはテキパキと仕事する
キャディとして働く限り、体調が悪いからと言ってもお客様は甘やかしてくれません。
お客様はゴルフの快適さとスコアメイクのためにキャディをつけ、見返りに対価を払っています。
なので、体調が悪かろうがテキパキと仕事をこなさないとクレームになります。
例えるなら、ラーメン屋さんに行って、店主が作り置きしていたラーメンをレンジでチン。
「普段はちゃんと作るけど、今日は体調が悪いから許して」と言ってるようなものです。
アルバイトであろうが、シフトに入っているなら体調管理をすることが大事です。
とはいえ、体調が悪いなと思ったら早めに職場へ連絡し、休むか迷惑にならない範囲の業務をするかにアレンジしてもらいましょう。
質の悪いお客様でも対応
「ゴルフ場で働く立場なのに、お客様の質を言うなんて失礼だ」という声が聞こえてきそうなんですが、リアルな声を届けたいので、あえて書きました。
※気分を害された方がいらっしゃれば、申し訳ございません。
ここで言う質の悪いお客様とは、「酔っぱらっている」、「何かにつけてクレームをつける」、「ハラスメント行為をする」など、プレー進行の妨害とも取れるような言動をする方のことです。
そのような方でも、お客様である以上キャディはしっかりと進行しプレーのサポートをしなければなりません。
勘違いしないでほしいのが、飲酒や苦言がマナー違反というワケじゃないんです。
先ほども言ったように、度が過ぎてプレー進行に支障がある場合にはさすがにマナー違反となります。
とはいえ、こうしたケースは年に数件ほどと少ないです。
問題が起これば上長に報告して交代してもらったり、状況によってはお客様にお帰りいただいたくこともやむなしです。
いくらお客様であっても妨害や暴力、脅迫、ハラスメントなどの行為は犯罪にもなります。
自分だけでガマンしたり解決しようとせず、必ず上司にすぐ報告してください。
自分の体調管理も仕事
ゴルフ場の従業員でも、キャディができる人材は限られています。
ですから、キャディが休むとオペレーションが大変になります。
キャディがいないとなれば、キャディ付でご予約されたお客様へは当然、謝罪をしなければなりません。
気を付けていても体調が悪くなることもあるので、仕方ないというのも分かります。
ですが、お客様がいらっしゃる以上、体調管理は仕事のうちと捉えて休まないように頑張ってください。
無遅刻・無欠席であれば会社からも信頼され、時給アップの交渉もしやすくなりますよ。
「メリット」と「ツラさ」も知った上で、キャディの仕事をやってみようと思った方は下記の「マッハバイト」サイトから案件を探してみるといいですよ。
「働く前からお金がもらえる」ので超オススメです。
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キャディの1日【流れを解説】
キャディの1日を流れでつかむと仕事のイメージがしやすいです。
あくまで一例ですので、ゴルフ場によっての違いはありますが、一般的な流れは同じです。
入る時間帯やシフトによって、1日の流れのどこかにシフトインします。
あと、出勤したけどキャディの仕事がないという時もありますよ。
そうした日にやることは、キャディの待機中にルールの勉強や練習場のボール拾い、清掃などです。
玄関にてお客様のお出迎え
キャディバッグをキャディマスター室へ搬送
●当日のピンポジション位置確認
●担当するお客様のキャディバッグをカートに積み込む
●スタート室で担当するお客様をお出迎え
●ゴルフクラブの本数確認
●カート利用同意書にお客様サインをいただく
●ラウンドスタート
●キャディの自己紹介
●進行の注意案内
●ゴルフコースの攻略アドバイス(各コースごとに説明)
●折り返して別の9ホールに移動(プランにより昼食休憩を挟むこともあります)
●後半のラウンドスタート
※ハーフのみのプレーはここで終了
●ラウンド終了
●玄関へキャディバッグを搬送
●お客様をお見送り
1時間の休憩タイム
キャディバッグをカートへ搬送
➡以降は午前の流れと同じです
●スタート室で担当するお客様をお出迎え
●ゴルフクラブの本数確認
●カート利用同意書にお客様サインをいただく
●午後のラウンドスタート
●キャディの自己紹介
●進行の注意案内
●ゴルフコースの攻略アドバイス(各コースごとに説明)
●折り返して別の9ホールに移動(プランにより昼食休憩を挟むこともあります)
●後半のラウンドスタート
※ハーフのみのプレーはここで終了
●ラウンド終了
●玄関へキャディバッグを搬送
●お客様をお見送り
営業が終了し片付け
キャディの仕事で【3つ】の大事なこと
キャディを付ける意味は大きく【3つ】あります。
厳しく言うと、3つの大事な要素ができないとキャディとしての価値がないのも同然。
仕事として成立しなくなります。
とはいえ、仕事に慣れないうちは3つの大事な要素ができなくても大丈夫です。
しっかり先輩キャディがサポートしてくれますから、安心してください。
【大事な要素①】お客様のボールを見失わないこと
もっとも大事なことが、お客様のボールを見失わないようにすることです。
お客様はゴルフを楽しみに来られ、過去最良のスコアを出したいと思っています。
なのにボールを見失っては、ゴルフも楽しめないし、スコアも出ません。
だからキャディを付けるワケです。
ボールを常に追いながらお客様のサポートをするのは大変ですが、慣れの部分もあります。
最初からできなくて当たり前なので、ボールを目で追う練習をこなしてください。
【大事な要素②】体力と忍耐力
ゴルフコースをラウンドすると、早くとも半分の9ホールで2時間ほどはかかります。
ただ歩くだけじゃなく、斜面や足場の悪い場所、ゴルフクラブを持ってキャディをこなしていくことになります。
1ラウンド(18ホール)であれば、倍の体力と時間が必要です。
そして、長時間お客様とともに過ごすため、気を遣う心の消耗も大きいです。
さらに、夏や冬の気候もあり、忍耐力も必要になってきます。
仕事をこなしていくうちに、どんどん体力も付き、忍耐力も鍛えられていきますよ。
お客様に対して紳士淑女である
ゴルフは「紳士淑女のスポーツ」として有名です。
紳士淑女とは、男性でも女性でも、礼儀正しく、心を広く持って立ち振る舞うこと。
ゴルフにおいて個人的には、従業員も紳士・淑女であるべきだと思っています。
プレーヤーや従業員がいるから、ゴルフは成立するワケですからね。
ただ、お客様によっては「どうも気が合わないなぁ」と思う方もいます。
例えば、イラっとさせるような言い方をする方。
とはいえ、顔や態度に出さずキャディとして礼儀正しく振舞っていれば、普段から礼儀正しい接客ができるように磨かれていきます。
また、プライベートでも紳士淑女の対応は人を惹きつけます。
あなたの人柄として、人から好かれるようにもなれるので、紳士淑女の精神を磨くことはとても大切です。
まとめ
今回の記事は以上です。
キャディの仕事は、まったくゴルフの経験がなくてもできます。
キャディになるために研修制度があり、しっかりと教育してくれるので心配する必要はありません。
とはいえ、仕事には楽しさもあればツラいと感じることもあります。
今回紹介したメリットやキツい部分を踏まえて「キャディがしたい」となればすぐに行動してみるべきです。
実は、キャディの仕事は人気で、すぐ募集は終わっちゃいますから。
僕は現役のゴルフワーカーなので、いつかあなたと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。