「雨ゴルフの前準備がいつも不安」
「雨の日にゴルフするメリットは?」
「雨の日のキャンセルを判断する基準はある?」
雨の日にちなんだゴルフ初心者の悩みを、当記事で解決していきます。
ゴルフ初心者が雨の日にゴルフする時、ほとんどのケースで雨対策の準備が不十分。
当日、買いたくもない雨具を買うことに・・・なんてケースがほとんどです。
実際にゴルフ場で働いているからこそ、皆さんが雨の日に何を忘れがちなのかを僕は知っています。
当記事では、万全の雨対策をすべて公開していきます。
✔記事の信頼性
現役のゴルフワーカー
雨の日の営業を体験してきた経験談である
✔当記事を読んで得られること
万全の雨対策ができる
雨の日にプレーするメリットとデメリットが分かる
雨天時にあると便利なグッズを知れる
雨でのキャンセル基準を理解できる
当記事を読めば、万全の雨対策ができるので安心してください。
ゴルフに必要な道具を知りたい方は、ゴルフ経験ゼロの初心者に必要な道具8選【僕が最初に買った道具も公開】の記事も読んでみてください。
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ゴルフプレーの雨対策は11アイテムで万全!
初心者が雨の日のプレーを想像して必要な物をそろえるのは難しいもの。
ネットで調べても微妙に違いがあり、実際に使うかもと思って持っていっても使わないものもあったりします。
ですが、雨の日プレーに持っていくものは、全部で11アイテムあれば万全です。
当記事を最後まで読めば、わざわざネットで調べる必要もなくなり、忘れ物も不要な物を持っていくこともしなくなります。
レインウェア
どうせ雨具を着るなら、ゴルフ用のレインウェアにした方が圧倒的にいいです。
ゴルフ用のレインウェアは一般的なレインウェアと比べ物になりません。
なぜなら、「防水性」と「通気性」はもちろん、「伸縮性」、「軽い」、「静か」など、性能が違います。
ゴルフはスウィングしたりコースを歩いたり、斜面に登ったりといった具合に、体全体の動きがあるスポーツです。
なので、一般的なレインウェアだと動きにくかったりムレたり、”シャカシャカ”と生地の音がきになったりすることも軽減されます。
価格によって性能の違いもあるので、実際に着てみていいものを選んでほしいところですが、ゴルフ用のレインウェアであればどれを選んでも、一般のレインウェアよりは快適にゴルフができます。
レインキャップ
レインキャップとは防、水性のあるキャップのこと。
生地は ナイロンやポリエステル、ゴアテックスが主流で、水だけではなく風にも耐性があります。
ただでさえ、雨で集中力を削がれますから、普通のキャップだと頭から水がしたたってくるのでかなり不快な思いをすることに。
雨が降らなくても、降水確率が高い場合は必ず持っていくべきアイテムです。
予備のグローブ
雨の日のゴルフグローブは、必ず3~4枚ほど持って行ってください。
全18ホールのうち、ハーフの9ホールごとに1回ずつグローブを交換するためです。
どうしても雨の中でゴルフクラブをにぎると、グローブが濡れていてグリップが滑りやすく安定しません。
雨でグローブが濡れていると、グローブの中も気持ち悪いですから。
グローブを購入するなら、雨の日用にスエード(生地)タイプのものを選ぶといいですよ。
スエード生地は、子牛や子ヤギの皮革の裏側を起毛させたものではっ水性にすぐれています。
雨の日には、一般的な革タイプのものよりスエードタイプの方が温かく、水にも強いのでオススメです。
タオル
雨に濡れると、当然タオルで拭きます。
濡れた体をそのままにしておくと風邪をひいてしまいますよね。
ゴルフ道具だって同じです。
濡れたまま放置しておけば、サビや劣化、カビなのど原因になります。
なので、タオルは多めに持参し濡れたらしっかりと拭いてメンテナンスてください。
タオルを多めにといってもかさばるので、5枚以上を目安に持っていきましょう。
傘
折りたたみ傘でいいので、持参しておいてください。
ゴルフで「傘」といえば、ゴルフ道具や自分の体も守れるほど大きい傘のことです。
雨から守るのは自分だけじゃありませんからね。
とはいえ、持参は必要ない場合がほとんど。
今のゴルフ場にはゴルフカートでの移動が当たり前ですが、ゴルフカートには事前に大きな傘が積まれています。
なので、わざわざゴルフ用の大きな傘を持ってくる必要はありません。
ただ、万が一にも傘を用意されていない場合を想定して、せめて折りたたみ傘を持っていく方が安心です。
防水スプレー
防水スプレーは雨の日ゴルフに必須のグッズです。
ゴルフシューズやグローブ、キャップ、ウェア、キャディバッグなどにスプレーしておけば雨をカバーしてくれます。
防水性のあるグッズがあればわざわざ防水スプレーしなくても大丈夫です。
しかし、ゴルフ場からの行き帰りに着ている普段着や普段履きの靴、雨対策グッズを忘れてしまった時などに防水スプレーは役に立ちます。
かさばるものでもないので、1本あれば十分です。
防水性のあるゴルフシューズ
ゴルフシューズにはメッシュタイプなどの布生地のものがあります。
一般的には合皮がメジャーですが、履き心地の良さからメッシュタイプも人気です。
ただ、布生地なので雨には弱く水をすぐに吸収してしまいます。
なので、布生地タイプのゴルフシューズしかない方は、合皮タイプのゴルフシューズも買っておくことをオススメします。
どうしても難しいのなら、せめて防水スプレーを振りかけておいてください。
シャツと下着の着替え
当然の準備物になりますが、雨に濡れることを想定して替えのシャツと下着は持参してください。
いくらレインウェアを着ていればほとんど濡れることはないですが、雨の日なので何があるか分かりません。
レインウェアが破れて雨が入ってくる可能性だってあります。
用意は万全にしておくべきです。
もし、当日シャツや下着を忘れたら近くのコンビニや販売してそうなお店へ行ってください。
ゴルフ場にシャツは売っていても、下着はありません。
防水ソックス
防水ソックスは言葉の通り、防水性のある素材でつくられた靴下です。
防水性があるのに通気性もあり、決してごわつきません。
雨の日に防水ソックスは重宝するので、1足は持っておきたいグッズとしてオススメです。
価格はおよそ3,000円くらいから購入できます。
急なゴルフで防水ソックスを買えない方でも、普通の靴下を3~4足持っていけば大丈夫です。
防水バッグ
防水バッグには、安心して濡れた衣服でも入れておくことができます。
濡れた衣類やキャップなどをバッグに詰めると、水がしみ出してきたり、他のものまで水気を含んでしまいます。
ゴルフ場にはビニール袋が常備されているので、「ビニール袋に入れてしまえばいい」という方なら何も言いません。
ですが、ビニール袋では水気を完全におさえることは不可能。
ビニール袋に入れて、さらに防水バッグに詰めると安心して濡れたものを持って帰れます。
自宅まで遠かったり、ゴルフアフターがある方にとっては、家に帰るまでカバンの中身が濡れてこないか心配で気になりますからね。
防水バッグは買っておいた方がベストです。
レインレッグカバー
レインレッグカバーって初めて聞いたという方は多いです。
なぜなら、雨の日しか出番がないからです。
レインレッグカバーとは、レッグウォーマーと同じように足に着けるもの。
大事なウェアに泥はねなどの汚れがつくのを防止してくれます。
雨の日のゴルフは水たまりや水気を含んだ芝をスウィングします。
自分が思っているよりも泥はねで汚れるので、レインレッグカバーがあれば汚れを気にする心配はいりません。
雨の日とはいえ、泥はねを気にしながらのプレーなんて楽しくないですから。
雨の日にあれば便利なもの3つ【ゴルフ場のリアルな話】
上記では、雨の日に必須となる11個のグッズを紹介しました。
ここでは、雨の日にあれば便利なものを3つ紹介します。
あれば便利ですが、なくても大丈夫です。
ちなみに、3つの便利アイテムは、お客様からよく聞かれたりよく購入されるもの。
普段ゴルフ場で働いているからこその情報なので、あって便利になるのは間違いありません。
メガネ用くもり止めスプレー
メガネをしている方はもちろんですが、サングラスをしている方にもくもり止め対策しておくことをオススメします。
メガネやサングラスは雨から目を保護する効果もあるため、着用している方も多いです。
どうしても雨の日は湿気でメガネがくもりやすく、プレー中には気になります。
さらに、今はマスクをしている方が多いので余計に息でメガネがくもりがち。
ですから、快適なプレーをするためにも、メガネやサングラスをする方はくもり止めスプレーを用意しておいた方が無難です。
スプレータイプでなくても、くもり止め効果があるなら何でもいいですよ。
カイロ
雨の中でゴルフをしていると、だんだん体が冷えてきます。
冷えると体も固くなり、スコアに影響してくるのは当然です。
しかも、スコアやプレー以上に体温が冷えると体調を崩す原因になります。
少しでも体を温めておくために、カイロは非常に有効なアイテムです。
ポケットにボールを入れている方も多いですが、カイロを入れると動きにくくなります。
なのでカイロは、貼るタイプがオススメです。
制汗スプレー
特に夏場は暑く、汗もかきます。
汗をかくたびに着替えらればいいですが、プレー中に着替えることは難しいです。
そんな時に便利なアイテムが制汗スプレー。
例えば、夏のプレー前やプレー中にサッとふりかけるだけで発汗をおさえてくれます。
じゃあ、雨の日は関係ないかというと、そうではありません。
雨の日は体が冷えているため、できるだけゴルフ場のお風呂に入ってください。
ちゃんと体が温まってから出る方がいいので、汗も出ます。
せっかくお風呂に入って汗をかいてしまうと気持ち悪いですよね。
なので、お風呂上りに制汗スプレーをふりかければ、雨の日のゴルフ帰りも快適になります。
ちなみに、一般的なゴルフ場ではほぼお風呂があります。
注※ショートホールだけのゴルフ場やホール数の少ない施設では、お風呂がない場合もあります
雨の日にゴルフをするメリットとデメリット
当然ですが、「雨の日にゴルフなんて、ついてないなぁ」と思う方がほとんど。
でも、ゴルフは自然を楽しむスポーツですから、雨の日も楽しめるようになりたいと僕は思っています。
実際に、お客様の中には雨の日のゴルフを「雨の日にプレーするのも、コースが難しくなって面白い」という方もいます。
雨の日のプレーはデメリットばかりではなく、メリットになることもあるんですよ。
お客様のゴルファーにメリットとデメリットを聞いてみたので、多かった意見を紹介します。
✔雨の日プレーのデメリット6つ
●雨で体温が下がり、スコアに影響する
●バンカーが雨で濡れて硬くなる
●ゴルフクラブが濡れてグリップが滑る
●服やグローブなど、替えがめんどう
●泥はねして汚れる
●グリーンに水がたまるとボールが転がらない
✔雨の日プレーのメリット5つ
●雨でグリーンのボールが止まりやすく、カップの近くにショットできる
●夏の猛暑なら雨で涼しくなる
●花粉症の方はプレーしやすくなる
●雨天のプレーを経験できる
●プレー後のお風呂が気持ちいい
雨天でゴルフをキャンセルする判断基準は「費用対効果」
雨天でゴルフをキャンセルしようか迷うお客様は多いです。
よく、雨量が何ミリ以上、風がどれくらい吹いたら・・・と言う方もいますが、何の意味もない基準だと僕は思います。
なぜなら、先の天気なんて完全には読めませんから。
予報で大雨だとされていても、実際になってみるとそうでもなかったなんてことはよくあります。
じゃあ、何を基準にキャンセルするかどうかを決めればいいの?
お客様にとっての「費用対効果」で決めてください。
費用対効果と難しく聞こえますが、もっとカンタンに言うとゴルフをする”価値”です。
前提ですが、どこかのゴルフ場メンバー(会員)なら別ですが、一般的には直前や当日にキャンセルすると料金が発生します。
仮に、予約のキャンセル料金が1万円だったとします。
キャンセルしない方が良い方としては、1万円の出費が「もったいなくて後悔しそう」、「ガマンできない」。
または、会社の集まりだからキャンセルなんてできない。
キャンセル料よりもせっかくゴルフ仲間と集まった機会を雨で失いたくない。
というように思う方は、ゴルフ場がクローズを判断しない限りプレーを優先するべきです。
1万円のキャンセル料と自分がキャンセルしてゴルフしないことを比べて、ゴルフをすることが上回っているからです。
逆に、1万円のキャンセル料を支払う方がゴルフをすることよりも上回る方は、予約キャンセルを優先に考えてください。
例えば、雨の日にプレーをすることで体調を崩し、仕事を休むリスクなんて取りたくない。
体調を崩して病院に行くのは嫌だ。
家族に心配をかけたくない。
ゴルフすることよりも、みんなで集まれたことが大事。
そうした方は思い切ってキャンセルの判断をすべきです。
当然、雨の量にもよりますが、雨の中でプレーすることに変わりはありません。
となれば、自分にとっての費用対効果で決めてしまった方が後悔しませんよ。
まとめ
今回の記事は以上です。
ゴルフ初心者にとって、雨の日の対策は難しいです。
自分では大丈夫でも、いざプレーしてみると忘れているグッズがあったり、こんなものがあったら・・・なんて思うことが多くあります。
当記事をしっかり読んでもらえれば、今後の雨対策は万全です。
雨の日でも快適にゴルフプレーをしてもらえるよう、あなたをサポートしていきます。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。