こんにちは、マサです。
キャディマスター室の仕事に興味はあるけど、こんなことに不安を感じていませんか?
- キャディマスター室のどんなところが大変?
- どんなやりがいがあるの?
- キャディマスター室で出世できるの?
僕もそうでしたが、キャディマスター室では何が大変で、どんなことにやりがいを感じるのかがイマイチ想像しにくいと思います。
キャディマスター室で働きたい方にとっては将来、キャディマスター室での出世も描きたいですよね。
今回は、現役のゴルフワーカーだからこそ見えるキャディマスター室のリアルな現場を 紹介していきます。
✔記事の信頼性
- 現役のゴルフワーカー
- キャディマスター室の仕事もこなす営業職である
✔記事を読めば得られること
- キャディマスター室のやりがいや大変さを知る
- 実際に働くイメージができる
- キャディマスターになるための方法
それでは、各項目を分かりやすく解説していきましょう。
「そもそもキャディマスター室ってどんな仕事をするの?」という方は、下記の記事から読んでもらうと今回の記事がより分かりやすくなります。
↓ ↓ ↓
ゴルフ場の「キャディマスター室」とは?|10の仕事を分かりやすく解説
では、記事を深堀りして解説していきましょう。
目次をクリック
キャディマスター室の大変さ【5選】
キャディマスター室の仕事は単調なところもありますが、決してラクというワケではありません。
僕が実際にキャディマスター室で働く中で大変だと思うことを5つ紹介します。
これからキャディマスター室で働こうとする方の参考になればうれしいです。
あと、「マスター室じゃなくてキャディの仕事に興味がある」という方は、こちらの記事を読んでください。
※アルバイトを対象にした記事ですが、キャディの仕事内容を知るのには十分です
↓ ↓ ↓
キャディのアルバイトってアリ?ナシ?|メリットとツラさ【5選ずつ】
✔キャディマスター室の大変さ【5選】
- 朝が早い
- キャディバッグの積み下ろしで重労働
- お客様の大切なゴルフ用品を預かる気疲れ
- 急な天候変化の対応
- 夏は熱く、冬は寒い
朝が早い
キャディマスター室は、朝早くから準備がスタートします。
お客様がスタートするまでには当日の進行準備をカンペキにしておかなければならないからです。
朝日が昇る前には出社し、忙しくバタバタと準備していきますから、日頃から体調管理をしっかり行い、遅刻や急に休むことのないように注意しましょう。
キャディバッグの積み上げ・下ろしは重労働
キャディバッグなどの荷物の積み上げ・下ろしはポーターの担当です。
※「ポーター」とは、キャディマスター室での役割分担のひとつです
お客様の車からゴルフカートまでの間、荷物を上げ下げするため体への負担は大きいです。
来場人数の多いゴルフ場では、1日300名近く利用します。
基本的には、1人に対してキャディバックは1つ持って来られますから、ポーターは大変な重労働と言えます。
お客様の大切なゴルフ用品を取り扱う「気疲れ」
ゴルフクラブはお客様にとって宝物同然です。
高価なものですし、愛用のゴルフクラブであればなおさら愛着がありますからね。
ゴルフクラブの取り扱い事故の具体例では、キャディバッグを倒してしまったせいでバッグが壊れる、またはゴルフクラブに傷がつくといった事例。
また、ゴルフクラブを拭き上げる際、雑に扱われたとクレームになる場合などがあります。
お客様にとっては、わが子同然のようにゴルフクラブを大切に使っています。
ですから、慎重に取り扱う僕たちスタッフ側としてはかなり気を使います。
ゴルフクラブだけではなくお客様の荷物すべてに対してですが、お客様の気持ちになって丁寧に扱っていればクレームも減り、逆に「ありがとう」の言葉をたくさんもらえるでしょうね。
急な天候変化の対応
ゴルフは基本的に、アウトドアのスポーツです。
ですので梅雨や台風の季節、カミナリや豪雨、雪などの天候によってプレー進行が左右されてしまうことは言うまでもありません。
あらかじめ天候の崩れを予測できる梅雨や台風なら対策も取れますが、予期せぬ急な大雨やカミナリになるとお客様の安全確保だけでの精一杯になります。
「どこへ非難するのか?」、「プレーを続行するのか?」という連絡は殺到しますし、個人の判断で動くお客様もいらっしゃいます。
プレーの進行管理もしながら、お客様の対応もしながら、といった状況になることがほとんどのケース。
ですから、場の雰囲気に流されず、優先順位を考えて行動することがもっとも大事なことです。
夏は暑く、冬は寒い
キャディマスター室の仕事は、基本的に「外」がメインです。
当然ですが、夏は暑く、冬は寒い気温の中で仕事をすることになります。
特に近年の夏は、40度近くまでになる猛暑日が多いですから、まさしく体調管理も仕事のうちです。
対策として、夏場は水分補給をすること。
冬場は厚着をして体を冷やさないようにすることです。(カイロも使った方がいいですね)
また年間を通して「日焼け」対策は必要です。
「日焼けなんて気にしない!」という方もシミや皮膚病予防の意味でも対策しておくことをオススメします。
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キャディマスター室のやりがい【5選】
キャディマスター室の業務内容は大変なことも多いです。
ただ、その分やりがいもたくさんある仕事でもあります。
実際に僕がキャディマスター室の仕事をした中で、やりがいだと感じたことを5つあげて解説しましょう。
✔キャディマスター室のやりがい【5選】
- お客様に顔を覚えてもらえる
- いろんなゴルフクラブを手に取って見れる
- マーシャル時には、お客様のプレーが見れる
- ルーティーンが決まっているので働きやすい
- 仲間ができやすい
お客様に顔を覚えてもらえる
キャディマスター室は来場するすべてのお客様が利用する場所です。
お客様によってはまるで日課のように毎日、毎週、毎月利用される方も多くいらっしゃいます。
特にメンバーシップコースでは、クラブメンバーの利用頻度は高いです。
いつも利用しているうちに、お客様もスタッフの顔を覚えますし、接客している中でより良好な関係も築いていけます。
仕事に慣れてくれば、次はコミュニケーションをどんどん取っていきましょう。
もし、「コミュニケーションには自身がないなぁ・・・」 という方には下記の検定に挑戦してみるのもアリですよ。
きっとあなたの成長を後押ししてくれます。
人間関係がうまくいく!伝え方コミュニケーション検定いろんなゴルフクラブを手に取って見れる
ゴルフ好きな方なら、キャディマスター室はうってつけの部署なんだろうと思います。
なぜなら、お客様のゴルフクラブを手に取って見れるから。
お客様のほとんどは、ゴルフ好きな方です。
中にはいわゆる富裕層の方もいらっしゃいます。
最新のゴルフクラブでは1本が数十万円しますが、キャディマスター室はそうしたゴルフクラブを手に取って見ることが許されます。
手に取って見れるタイミングは、お客様がホールアウトしてゴルフクラブの拭き上げをしている時です。
あくまでも仕事中なので、ゴルフクラブの拭き上げやチェックが目的なのを忘れないでください。
コミュニケーションがてら、気になるゴルフクラグがあれば、実際に使ってみてどうなのか?という質問をしてもいいですね。
マーシャル時には、お客様のプレーが見れる
マーシャルとは、お客様のプレー進行促進のためにコースを巡回することです。
コースを巡回する際、お客様がショットを打つ時には巡回カートを止めて静かに停止します。
この時、お客様のプレーを見ることができるんですが、あまり見すぎないようにしてください。
僕もあまり見すぎないように仕事中な感じで静止しているんですが、お客様のプレーを見るのは参考にもなるし、楽しいですね。
ルーティーンが決まっているので働きやすい
当日の準備を行い、コースに出発されてホールアウトするまでの流れはだいたいルーティーンの作業です。
最初は慣れない仕事であっても、同じ業務を繰り返していけば必ず仕事はできるようになります。
慣れてしまえばこっちのもの。
やることも分かるし流れもつかめてるので、働きやすいと感じてきます。
仲間ができやすい
キャディマスター室は人手がかかる仕事なので、他の部署よりもスタッフ数は多め。
ですから、意気投合するスタッフにも出会える機会も多いと思います。
仕事仲間というだけじゃなく、ゴルフ仲間、飲み仲間、趣味仲間、ご近所仲間など仕事を超えた仲間になれると、人生もより楽しくなりますね。
キャディマスターになるための【5つの要素】
「キャディマスター」とは、キャディマスター室の責任者のこと。
キャディマスター室で出世するのであれば、キャディマスターを目指すことになります。
そうすると、キャディマスター室の責任者となるワケですから、部門長としての力量も持ち合わせておかないといけません。
そこで、キャディマスターになるために必要な【5つの要素】を紹介していきたいと思います。
【要素その①】コース進行全体を把握し、分かりやすい指示ができる
部門長としては当然のことですが、当日がどのような進行になるのかを把握しておくべきです。
進行に遅れが生じそうなら早めのマーシャル(コース巡回)を指示したり、スタート待ちのお客様から前倒しでスタートさせたりなどの手段を取っていきます。
先手を打てば、当日の進行はスムーズに流れていくので心にも余裕が出ますし、冷静な判断ができることにもつながります。
また、スタッフへ指示する内容は「明確に分かりやすく」が鉄則です。
例えば、「マーシャルに行け」という指示だけでは目的が不透明であり、ただコースを巡回して終わるかもしれません。
一方、「1番ホールの出だしが詰まってるからマーシャルキャディ(進行を流すための一時的なキャディ業務)に行ってほしい」という指示なら、何をどうするのか明確で、おおよその処理時間も見えてきます。
あと、スタッフそれぞれの力量もある程度頭に入れておいてください。
だれにどんな指示を出せるのかも考えておかないと、いくら明確で分かりやすい指示ができても、スタッフが動けなくては、余計な時間がかかってしまいます。
「ただ指示を出す」だけではチームとしてまとまりませんから、日頃から視野を広く持ち、頭の中でトラブルシュミレーションしておくといいですね。
【要素その②】先の天候を予測する
前提として、ゴルフ場で安心・安全な運営は最優先です。
キャディマスター室の場合なら、「安心・安全な進行は絶対」です。
急な雨や風、カミナリの中でも進行を優先にした結果、事故が起きてしまった、では済みません。
ネットから情報はいくらでも拾えますから、天候情報は事前に収集し、先に予測しておくことで的確な判断をすることができます。
天候の状況が悪い場合、「このまま進行を続けても大丈夫か?」、「避難が必要か?」、「プレーを中止させるべきか?」といった判断をすることになります。
急な天候不良によってオペレーションがくずれた中で、的確な判断を迫られるのは正直難しいです。
出勤前、オペレーションのちょっとした空き時間、休憩時間など、ほんのちょっとした時間だけでも先の天候情報を入れておく習慣が大切です。
【要素その③】応急処置の知識
ゴルフコースのカート道では、さまざまなトラブルが起こります。
例えば、熱中症、ケガ、毒虫や毒ヘビにかまれるなどのケースです。
キャディマスター室では、そういったトラブルが発生した時にはお客様から連絡が入ります。
どう対処すればよいかを判断するため、お客様の状態をヒアリングし、場合によっては救急車を手配します。
ただ、救急車を呼ぶ判断は大事ですが、応急処置の知識は持っておいてください。
具体的にいうと、熱中症であれば呼吸の荒さや意識の具合、体調の具合などを聞き、回復見込があれば涼しい場所への誘導とアクエリアスなど吸収性のある飲料水を飲む、ワキを冷やすなどの処置をスタッフに指示します。
毒ヘビの例では、かまれてから遅くとも1時間以内に解毒剤を投与することが効果的とされているため、救急車を手配します。
あとは、救急車が到着するまでの間に水分をしっかりと取ってもらい、傷口は冷やさないように指示することで対処するというようなことです。
とはいえ、医療の専門家ではないのでできるだけ勝手な判断はせず、症状が重い場合は特に、医療機関での受診を促すべきでもあります。
応急処置の知識は入れておき、医療機関での受診をオススメしながら対処していくことで、人命救助に結びつきます。
【要素その④】高いコミュニケーション力
キャディマスター室では、コミュニケーション力がある程度必要になります。
すべてのお客様とかかわり、快適なプレーを提供することが仕事だからです。
ですが、キャディマスターはさらに高いコミュニケーションレベルが求められます。
なぜなら、お客様の情報は正確に引き出さなければならないからです。
具体的には、先ほどの応急処置の項でもお話ししたように細かく現状をヒアリングし、場合によっては救急隊員に状況を説明する必要があります。
あるいは、お客様からのクレーム対応の際、いいかげんなやり取りをするとまったく違う方向にすすみ、解決までにこじれてしまうこともあります。
そのため、正確な情報を聞き出し、よい良い方向へ誘導できる高いコミュニケーション力が必要なんです。
前の項でも紹介しましたが、「コミュニケーション力に自信がない」という方はコミュニケーション検定というのもあるので受けてみる価値はあると思いますよ。
【要素その⑤】高いゴルフの知識とゴルフ力
キャディマスター室の責任者として、ゴルフのルールは最低限頭に入れておかなければなりません。
お客様も部下もキャディマスターに聞けばゴルフのルールは分かると思っていますから、責任重大なんです。
ですが、調べることは悪いことではありませんから、忘れてしまったらググりましょう。
もうひとつ大事なこととして、「ゴルフ力」は必要です。
ゴルフがまったくできないより、ゴルフができる方がお客様の言葉も理解しやすいですからね。
メンバーシップコースなら、お客様から「一緒にゴルフしよう」と誘われることだってあります。
ゴルフができるということは、信頼にもつながるんです。
いずれはキャディマスターになりたい方、ゴルフ力をつけておきたい方は、ぜひこちらの記事を読んで参考にしてください。
↓ ↓ ↓
【初心者ワーカー必見】最短でゴルフ力を上げる!オススメのスクール5選
まとめ
今回の記事は、以上です。
やりがいや大変さは、人によって感じ方が違うのは当然です。
なので、当記事で紹介した内容はキャディマスター室で働くことをフルイにかけているワケではありません。
実際に働くことで、キャディマスター室の仕事を好きになってもらうための前情報として捉えてもらえればうれしいです。
あなたがキャディマスター室で働くことができたなら、一緒に仕事してみたいですね。
そしていつかキャディマスターとなって、ゴルフ業界を盛り上げていってほしいと心から願っています。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。